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山 名     喜撰山(きせんやま)標高416m
所在地    宇治市
山行日    2015年6月04日(木)
山行人    1名

この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)
を複製したものである。なお、この地図を更に複製する場合には、国土地理
院長の承認を得なければなりません。(承認番号 平27情複、第193号)

百人一首で有名な喜撰山に登ります GPS軌跡、赤線で歩いてきました

 

これは昭和30年(1955)発行の「宇治」二万五千分の一地図、志津川〜池尾方面

の部分である。当然喜撰山ダムは無い(ダムは1970年に完成)赤線は高校の時に

歩いた線である(1966年頃)。折り畳んだ所が擦れて消えかかっている。喜撰山

へは登頂しておらず、引き返している。何故登頂しなかったかは忘れてしまったが

もの凄い藪漕ぎだった記憶がある。 それで、今回リベンジしようと思い立った。

 

我が菩提寺である興聖寺(宇治)に駐車する。仏徳山から志津川へ抜けて

舗装道を喜撰山ダム湖まで行って登山する予定で出発したのであるが

 

なんと、歩行者通行止めだった。クレーン車が入っており危険でダメと言われた。

仕方が無いので興聖寺まで戻り 11:05の再スタートとなった(30分のロス)

 

興聖寺の裏から登って行くと平成24年豪雨災害・治山の看板がある 更に進むと

 

砂防ダムが出来ていました。我家の墓もこの時に泥を被って被害にあった。

 

どんどん登って 11:20 朝日山登頂です。お堂の所が山頂(124m)

ここからは南方向の展望が素晴らしいです、生駒山が霞んで見えています。

 

志津川への山道です         11:28送電鉄塔通過

 

途中でこの様な看板が、石道標には「右 志津川 天ヶ瀬 濱 八丁」と書いて

あります。江戸時代頃は船で物資を運搬していて濱があった。今でも志津川の

人は宇治川沿いの道を ”浜の道” と言う。道標の左には「左 志津川村 三丁」

とあります。豪雨災害か何かで通行止なのでしょう、又の機会に探検してみよう。

 

11:40 猪・鹿の防護柵を開けて、志津川へでました

池尾方向へ進んで行きます

11:49 神女神社通過  池尾川を右手に見ながら道路を登って行きます

5分程行くとコンクリート橋(欄干なし短い)の下に「龍ヶ壺」と言う渓谷の

様な、滝のある所を通過します。喜撰法師が修行をしたところらしい。

 

更に登って行くと 12:08 コンクリートの巨大な物体が放置してあります。これは天

ヶ瀬ダム建設時に(1964年完成)ロープウエーでゴンドラに資材を乗せダムまで運

んでいた鉄塔やクレーン基礎の遺構で、付近には飯場の跡も残っているようです。

ドンドン登って行きますと 大砲レンズのオンパレード (12:13)

この崖のところに(喜撰山ダム建設時の採石場跡)鷹の巣があるそうです。

知らなかった。 親鷹が舞っていてヒナの鳴き声が聞こえます。

12:21大分登ってきました。道路の川を挟んだ向かい側に石道標が有ります

「左 石山寺三里半、立木寺二里、池尾村十丁、二尾村・・・五丁、外畑村三十丁」

と書いてあります(・・・は不明の意味) 昔の道は あちら側やったんやと思う

12:38 やっと峠が見えてきた 路肩に20台位駐車できる

フェンスの穴からレンズを出して、喜撰山ダム湖です

喜撰山登山口 フェンスの横から登って行きます

こんなところを登って行きます 少し急登かな

途中にViewスポットがあり、ダム湖の一部が見えます

 

12:53 喜撰洞への標識を過ぎると少し急登になります  関電の境界石

 

三角点が見えてきました         13:00喜撰山登頂です

三等三角点、点名も喜撰山です。細長い頂上 気温23℃風が有って爽やか!

 

腹が減った、湯を沸かします。残り湯でコーヒー・・・いつものパターンですら (^^)

大きな蝶々が三匹、飛び回るので落ち着かない 何とか写真に撮れました

帰って調べたら「モンキアゲハ」でした。 ゆっくりして13:40出発です。

 

喜撰洞の標識が有りますので急登を下ります  下った所にも表示があります

 

暫く行くと椅子が置いてある 頂上から7分程で到着です 造花を飾って綺麗に

してありますがブロックは興醒めやな〜 賽銭があったので寛永通宝くらいの

古い物が有るかと思ったけど年代の新しいものばかりでした。

喜撰法師の像が水に浸かっています 何時の時代の物やろね? 柄杓が置いて

ありますが水は薄い褐色でした。さあ、これにて下山に移ります。天ヶ瀬公園の方へ

抜けてもいいのですが 志津川にいる友人宅へ寄りたいのでピストンで帰ります

 

GPSを見て支尾根へ入りますが 途中から道が有りません 藪漕ぎ!

藪が酷くなってきたので谷へ降ります 昨今の大雨で荒れている

14:14 道路が見えた、ヤレヤレです

何処へ降りたのかと思ったら 石道標の所でした。昔の山道は消滅していました。

喜撰洞から20分です。折角ですので道標を調査しますと 「大正四年九月建之

(これをたてる)」 と有り、 「右 喜撰法師 古跡山上へ 六・・・」 と読めます。

 

そして・・・道へ登る所が無い ザックを道に置いて、何とかせりあがりました

歩いた地図です

さあ後は帰るのみです 14:25鷹の撮影場所通過

14:45 神女(しんにょ)神社の横から志津川村の中へ 暫し友人と歓談して

 

15:35 興聖寺・駐車場へ帰ってきました。家へ帰ったのは 16:05でした。今回

は久しぶりに良く歩きました、でも本当に歩いたのは4時間ほどなので今一つの

感じではありますが、足の鍛錬にはなったかと思います・・・続けんとね・・・ ^^;)

 

山行記の地図ですが、カシミール3Dの地図が古いので国土地理院の最新版の地

図を使うように申請して承認がおりました。今後は国土地理院の地図を使います。

 



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